あさやブログ

梅雨明けと共に蒸し暑い日が続く日本の夏に欠かせないひんやりデザート「かき氷」！
一口にかき氷といっても、氷の質によって舌触りや口溶け、味わいが異なり、中でも「天然氷」を使用したものは、格別といわれています◎

◇天然氷って？
「天然氷」ときくと、つい天然水を凍らせたものと考える方も多いのではないでしょうか。
天然氷には、確かに天然水を使用していますが、それだけではまだ「天然氷」とはいえません。
「天然」の自然環境の下で「結氷」したものだけに、「天然氷」の称号が与えられます。

天然氷の作成は、まず氷を作る氷池の清掃や土台づくりといった手入れから。
整った氷池に天然水を張ったら、本格的な天然氷づくりのはじまりです。
気温の変化など、自然の運行をよく見極めながら、手間ひまを惜しまずじっくりとお水を凍らせていきます。

凍り始めてからも、氷に不純物が入らないよう、木の葉のゴミを取り除いたり、雪が降ったら雪かきをしたり・・・天然氷づくりの作業は終わりません。
表面を削って磨き上げ、ゆっくりと時間をかけて十分な厚さにまで育ったら完成です。
ゆっくりと時間をかけて凍らせるのは、透明で硬く溶けにくい氷を作るため。
低温下で一気に凍らせると氷に不純物が混じり、逆に高温化では氷が育ちません。
2週間から20日程度かけてじっくりと凍らせることによって、ようやく透明で硬く溶けにくい氷ができあがるのです。

手間ひまをかけて作る天然かき氷も、途中で気温が上がってしまったり、雨が降ったりするとまた作り直しになってしまうのだとか。
天然氷は私たちが思う以上に大変な労力がかかっていますが、だからこそ天然氷で作るかき氷は、格別の美味しさなのかもしれませんね＾＾


◇日光は天然氷の名産地
日本では数えるほどしかない天然氷を作る蔵元。
そのうち三軒の蔵元が鬼怒川温泉がある日光市に集中しており、日光の天然氷はその水質から特に美味しいと大人気なんです！
日光・鬼怒川温泉にお越しの際は、ご家族やカップルでかき氷をシェアしながら何ヶ所か巡ってみるのもおすすめですよ（＾＾）

当館でも、日光天然氷の蔵元である「松月氷室」さんの氷を使用したかき氷をご提供しております◎
秀峰館6階 ティーラウンジ「水季」または秀峰館3階 茶屋「きぬの蔵」にてぜひ一度ご賞味ください♪


■秀峰館6階 ティーラウンジ「水季」
【営業時間】7：00～12：00／14：00～22：00

■秀峰館3階 茶屋「きぬの蔵」
【営業時間】20：00～24：00（ラストオーダー23：30）