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宿たより

2025/05/16

旅の日★

本日5月16日は「旅の日」です♪
1689年5月16日に松尾芭蕉が弟子の河合曾良とともに奥の細道への旅に出発したことにちなみ、旅を愛する作家や芸術家たちによって構成されている日本旅のペンクラブによって制定しました◎
松尾芭蕉は名所巡りを目的として「東北を旅してみたい」という思いが募り、自分の家を売って旅費を捻出したと言われております👀
松尾芭蕉が旅に出たのは45歳になってからと伝えられており、現在の東京である江戸を出発し、ここ日光を経由した後に東北一帯、日本海側を巡って現在の岐阜県まで旅をされたそうです◎

「あらたふと 青葉若葉の 日の光」

こちらが松尾芭蕉が「日光東照宮」を訪れて詠んだ句とされております!
日光は古くから山岳信仰の地として崇拝されておりましたが、江戸幕府初代将軍である徳川家康公が祀られた「日光東照宮」もあり、聖地とされていたそう♪
「奥の細道」によると、芭蕉は陰暦の4月1日に小雨模様の中今市の宿を出発し、お昼過ぎに日光に到着したところでようやく雨がやんだとされております!
そこで詠まれたこの句の季語は「若葉」、季節は「夏(初夏のころ合い)」とのこと☆
若葉は、青々と生い茂った木の葉のことで、特に初夏の時期を過ぎて青々と茂った木の葉を意味する言葉なのだそう◎
現在の日光はこの句に出てくるように山々が青々とした夏の始まりを感じる景観となっております♪
もしかしたら今現在の季節に近い時期に松尾芭蕉も日光を訪れたのかもしれませんね(^^)
この句を現代語訳すると「ああなんと、尊いことか。この日光山の青葉や若葉に降り注ぐ日の光は。」となります◎
「あらたうと(あらたふと)」とは「あら尊し」という意味で、「日光」の旧称「二荒(ふたら・ふたあら)」に掛かっているとも言われています☆
さらには「日の光」は太陽の光と地名である日光を掛け合わせているのだとか♪
ここからこの句は初代将軍・徳川家康への賛辞と初夏の日光の山の木々の美しさをともに言祝いだ句と言われております♪

皆さまも、かつて松尾芭蕉が見た、美しい若葉の日光を訪れてみてはいかがでしょうか(^^)
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